期外収縮|いでハートクリニック【大阪府吹田市の循環器内科、内科】

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期外収縮

期外収縮|いでハートクリニック【大阪府吹田市の循環器内科、内科】

期外収縮とは

 心臓は収縮と拡張を繰り返しており、心臓の上の部屋(心房)と下の部屋(心室)が規則正しく動くことで体に血液を送り出しています。この規則性が乱れた状態を不整脈といいます。正常な脈拍の間に時々不規則な拍動が現れる不整脈期外収縮といいます。

 健康な成人の98%に期外収縮を認めたと言われるほど健康な人でもよく起こります。規則的なリズムとは別に早いタイミングで違う場所からリズムを打ってしまうことで脈が飛んだように感じることがあります。この期外収縮が上の部屋(心房)から起きる場合を「上室性期外収縮」、下の部屋(心室)から起きる場合を「心室性期外収縮」といいます。

 

 症状

 健康な人でもよく起こり、自覚症状がないことが多いです。時折、動悸や胸がつまる・脈が飛ぶといった症状を認めることがあります。

 

 原因

 期外収縮は、自律神経の乱れが原因になる場合と心臓の病気が原因になる場合があります。

 ▶︎自律神経の乱れによるもの
  • カフェインの摂りすぎ
  • 睡眠不足、疲労・ストレス

これらが原因の期外収縮は特に問題はありません。

 ▶︎心臓の病気によるもの

これらの心臓の病気が原因である場合は治療が必要であることがあります。他の危険な不整脈が潜んでいることもあるため検査することが大切です。

 

 検査

 心電図検査で期外収縮の有無が診断できます。ホルター心電図という24時間装着型の心電図検査を行うこともあり、特に症状がある場合には有用です。

 患者様の期外収縮で、必要であれば心臓超音波などの検査を行い狭心症や心筋症・弁膜症・心不全とった病気が隠れていないかを検査させていただくこともあります。

 

 治療

 心臓のご病気がある場合にはその治療を優先して行います。適切な治療で不整脈が改善することもあります。

 上室性の期外収縮は原則予後に影響しないことが多く経過観察します。しかし連発して認める場合には脳梗塞などの塞栓症を発症しやすい心房細動という不整脈に移行しやすいと言われているため定期的な検査が大切です。症状が強く生活に支障がある場合にはお薬での治療を行うこともあります。

 無症状の心室性の期外収縮は頻度が多くなければ経過観察で問題ありませんが、症状がある場合や頻度が多い場合いは治療が必要です。

 期外収縮の治療には内服治療を行います。患者様の期外収縮の種類や頻度、他のご病気や症状に合わせて適切な治療を行います。少しでも心配なことがあればお気軽にご相談ください。

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