心臓ドック
心臓ドック
狭心症や心筋梗塞などの心血管疾患は、年々増加傾向にあり、本邦の死亡原因の内、がんについで第二位となっております。また、いわゆる突然死といわれているもののなかには、心臓のご病気や血管のご病気によるものがかなり多いと考えられております。
他施設において”心臓ドック”と称される健康診断が数多く行なわれております。これらの心臓ドックは、心電図・胸部X線に加えて、心エコーやトレッドミル検査をする程度で、偽陰性(本当は虚血性心疾患があるのに、結果は陰性で、放置されることになる)となる方が多く認められ、健やかにお過ごしいただくための検査としては不十分であると考えています。
そこで、当院では、最新鋭のCTを利用して、低侵襲的に冠動脈を直接に見ることができる、冠動脈CT造影を心臓ドックに導入しております。
それによって心筋梗塞や突然死を未然に防ぐことに重要な検査となると考えています。
また、検査の結果をどう患者様ご自身に活かしていただくかも重要であると考えています。治療方法や生活スタイルについて疑問のある方には心血管疾患の診療経験の豊富な医師や専門スタッフにご相談いただくことが可能です。
コース |
心臓ドック |
心臓ドック |
心臓ドック シンプル |
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料金(税込) | 80,000円 | 200,000円 | 50,000円 |
問診 | ● | ● | ● |
診察 | ● | ● | ● |
血液検査 | ● | ● | ● ※心臓関連に特化した血液検査になります |
体成分分析 | ● | ● | ● |
尿検査 | ● | ● | |
安静時心電図 | ● | ● | ● |
胸部レントゲン | ● | ● | |
超音波検査 |
● | ● | ● ※心臓エコーのみ |
冠動脈CT撮影 | ● | ● | ● |
胸腹部CT | ● | ||
内臓脂肪CT撮影 | ● | ||
遺伝子診断 | ● | ||
指導士 |
● |
※オプション検査:CPX(心肺運動負荷試験):20,000円
貧血、肝臓の異常、腎臓の異常、脂質異常症、糖尿病などの危険因子を調べることができるほか、心不全の有無(NT-ProBNP)を確認できます。
身長、体重、体脂肪率、BMI、筋肉量、ウエストヒップ比
浮腫値、内臓脂肪レベル、細胞内水分、細胞外水分などを知ることができます。
両腕と両足首の血圧と、脈波の伝わる速さを調べることで、動脈硬化の程度を調べる検査です。ABI(足関節上腕血圧比)検査は、両側の上腕と足首の血圧を測定してその比を計算することで、動脈(比較的太い動脈)の内腔が狭くなっていないかを調べます。血管のつまり具合の指標となり、閉塞性動脈硬化症の発見に非常に役立ちます。脈波伝播速度検査は拍動の伝わり方の速さを調べることで、比較的太い血管の硬さがわかります。これらは一度の検査で同時に調べることができます。
ベッド上に仰向けに安静にした状態で、心臓の電気的活動をグラフに表したものです。左右手足4か所、胸に6か所の電極をつけて、心臓の電気的活動を12本のグラフで表します。不整脈や、心筋梗塞などの虚血性心疾患の診断に有用です。負荷のかかっていない心臓の状態をみていると考えられます。
正面と左側面を撮影します。
心臓の大きさ・形態・大動脈の太さ・走行・肺血管の状態を知ることができます。
心臓超音波検査法は、超音波を使って心臓の内部構造を探査する検査法です。心臓の筋肉の分厚さ、筋肉の動き、弁の開閉、血栓の有無などが手に取るようにわかり、心臓の機能を見る上で最も有用な検査の一つです。
心臓内腔の血流や弁の逆流を定量的に評価することにより、心臓弁膜症の診断にも有用です。
富士フイルム社のSCENARIA View Plus(64列/128スライスCT)を採用しており、AI技術を融合して高精度な検査を少ないご負担で行なうことができます。検査を受けられる方はベッドに寝ているだけでよく、約5~8秒間の息止めをしていただくだけで、心臓全体を撮像することができます。検査に伴う精神的、肉体的な負担がかなり軽減されております。撮像されたCTデータは、数分から10分程度で、3-D画像に再構成されます。3-D画像とMPR画像という特殊な断面で、心臓の血管(冠動脈)の内腔の狭窄度と、心臓カテーテル検査では見ることができない冠動脈の壁の性状まで診断することができます。
冠動脈CTは冠動脈の動脈硬化の進み具合の評価、狭心症や心筋梗塞などの早期診断に非常に有用です。
内臓脂肪のつき具合、皮下脂肪の厚さを調べます。それによって将来的な心臓や血管疾患の危険性が分かります。
あなたの生活習慣(環境因子データ=身長・体重・喫煙歴・運動習慣など)と体質(遺伝情報)を解析することにより、病気の予防法の道しるべ(サインポスト)を提示すことを目的としており、用途に応じて下記のコースに分かれています。(1・2は標準検査項目)
あなたにあった効率に良い運動方法と推奨される栄養素について判定します。
心筋梗塞、脳梗塞等のなりやすさや個別リスクを判定します。
またオプションで下記項目を追加いただけます。※1項目 各\10,000
☆更年期障害:更年期症状の受けやすさを判定します。
☆ロコモ(筋力低下):筋力低下のしやすさを判定します。
☆もの忘れ:アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症の進みやすさを判定します。
☆非アルコール性肝疾患:アルコールを原因としない肝臓障害を判定します。
心電図、血圧、呼吸中の酸素、二酸化炭素の濃度を計測しながら自転車をこいでいただきます。心臓だけでなく、肺や運動に使われる筋肉の状態等を総合的に評価します。心肺機能が低下してくると息切れなどの症状が出現してくる可能性があります。またジョギングや運動中の突然死なども報告されています。この検査を行なうことでどの程度の負荷までは安全かを知る科学的な目安の一つとなります。
心臓ドック以外の人間ドックについてはこちらのリンクをご参照ください。
▶当院の診察券をお持ちでない方
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▶当院の診察券をお持ちの方
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