内科
内科
一般内科では、急な体調不良(急性症状)に対する治療や、普段治療されているご病気(慢性疾患)の継続的治療を行なっております。急性症状に対しては早期に必要な検査を行なうことによって、適切な診断や治療に結び付けていくことが重要であると考えております。当院では血液検査機器・超音波検査・レントゲン検査・CT検査などの検査機器も充実していますので、必要な検査を院内で提供して診断につなげることが可能です。
また、診断の結果、入院や専門的な高度医療が必要な場合には、専門の医療機関へご紹介し適切な治療を受けていただけるようにさせていただいています。以下に内科でよく見られる症状を挙げています。複数の症状が出ていて「何科を受診したらよいかわからない」といった場合などにおいても、どの診療科が適切か診断していくのも内科の重要な役割の一つです。お気軽にご相談ください。
日常的に起こりやすい症状でも、適切な検査を行なうことで重大な病気の早期発見につながることもよくあります。体調不良や健康に関して気になることがございましたら、何でもお気軽にご相談ください。
感染症にはかぜをはじめとして肺炎や扁桃炎、尿路感染症、胆嚢炎、腸炎など感染する臓器によってさまざまなものがあります。丁寧に問診を行なうことで感染臓器を推測し、検査によってさらに絞り込んでいきます。当院で対応できる検査としては、培養の検査や血液検査、レントゲン検査やCT検査などがあります。原因となる微生物としてはウイルスと細菌があります。ウイルスが原因の場合についてはインフルエンザウイルスやコロナウイルスを除き、基本的にはウイルス自体に対する治療として使用するお薬はなく、体がウイルスを治療してくれるまでの間、症状を軽減するための治療(対症療法)を行ないます。細菌が原因の場合には原因となる細菌に照準を合わせて抗生剤での治療を行ないます。症状の経過や治療期間は感染症の種類や微生物の種類によって異なります。当院では通常のクリニックとしての検査に加えてCT検査に関しても院内で行なうことが可能であり、より正確な診断につなげることで患者様の予想される治療後の経過をご説明させていただきます。患者様に病状をご理解いただきながら患者様のお仕事や生活の状況をふまえて最適な治療を一緒に考えていきたいと思っています。
花粉症は最も患者数の多いアレルギー疾患で近年増加傾向です。
体が花粉などを敵として認識すると、排除しようという反応を起こしてその結果として症状を引き起こします。
鼻水やくしゃみ、鼻詰まりや目のかゆみなどが主な症状ですが、他にものどや皮膚の痒みや下痢など多彩な症状をきたす可能性があります。
診断の基本は問診です。症状や症状が出るようになったきっかけを丁寧に問診し、鼻水の検査をすることが最も簡便に診断や重症度の程度をはかる方法だと思います。
治療に関しては、「薬物療法」、「アレルゲン免疫療法」、「手術療法」があります。また、症状の原因となるダニやスギ花粉などのアレルゲンを回避する環境を整えることも重要です。
認知症とは、さまざまな脳の病気が発端となり、脳の神経細胞の働きが低下し、記憶力や判断力(これを認知機能といいます)が低下して、社会生活に支障をきたした状態をいいます。我が国では高齢化の進行に伴って認知症の患者様も増加しており、認知症は一般的な病気の一つとなっています。65歳以上の患者様では認知症と認知症の前段階を加えると4人に1人の割合となり、年齢を重ねるほど発症が増えるとされています。そういった背景を踏まえて以前は専門医師の病気であった認知症も、すべての医師が適切な診療を行なうことが必須の時代となってきています。また、物忘れだけでなく、おこりっぽい(易怒性)や思い込んで聞かない(妄想)、幻覚が見える、被害妄想、不安や意欲の低下、食欲の低下などのさまざまな症状を伴うことがあります。早期に病気を発見して適切なお薬での治療を行なうことで認知機能の障害の進行を遅らせることができるとされています。そういった治療によって認知症の患者様が少しでも長い期間自分らしく人生をおくれるようにすることが現在の認知症治療の目的となっています。
生活習慣病とは、生活習慣が原因で発症する疾患の総称です。食生活、運動不足、喫煙、過度の飲酒、過剰なストレスなど、生活習慣や環境の蓄積で発症のリスクが高まります。脳や心臓の病気の危険因子となる肥満症、高血圧症、脂質異常症、糖尿病などはいずれも生活習慣病とされています。これらは自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行し、全身の血管などにダメージ(動脈硬化)を与えていきます。その結果、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる重篤な疾患を引き起こすことがあります。
生活習慣病は健康診断などの検査によって早期に発見することが可能で、適切に対処すれば動脈硬化の進行を食い止めることが可能な一方で進行してしまうとなかなか元に戻すことができません。決して安易に考えず、検査値に異常があったり、少しでも不安を持たれたりする方はお早めの受診をお勧めします。