心臓血管外科|いでハートクリニック【大阪府吹田市の循環器内科、内科】

住所〒565-0873大阪府吹田市藤白台5丁目7番65号RYOー千里藤白台ビル202号
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心臓血管外科

心臓血管外科|いでハートクリニック【大阪府吹田市の循環器内科、内科】

心臓血管外科について

心臓血管外科について

心臓や血管の手術が必要なご病気の診断や診察を行なって、手術の必要性や予想される術後の経過などについてご説明させていただきます。必要に応じて適正な医療機関への紹介をおこないます。病状の説明に関しては、専門用語はなるべく使わず、わかりやすい説明を心がけています。
大きな病院では治療後、急性期のリハビリテーションを行なって退院となります。実際には慢性期のリハビリテーションに移行する必要があり、欧米では心臓リハビリテーションを行なうことで治療効果を最大化しています。日本ではこの心臓リハビリテーションの普及率が低いことが問題となっております。当院では心臓リハビリテーションを組み合わせて患者様のご病気からの完全な回復を重視しています。
当院では心臓や血管の手術を受けられた方々の「かかりつけ医」として、心臓リハビリテーションを必要に応じて組み合わせながら術後の管理や診療をおこなっています。冠動脈バイパス術後の抗血小板療法(アスピリン内服)や人工弁置換術後の抗凝固療法(ワーファリン内服)の調整など、術後の体調管理や定期検査をおこなって術後の不調の早期発見に努めています。

心臓血管外科でみられる症状

心臓血管外科では次の症状を持たれた方々を診療しております。

  • 胸が痛い、苦しい、胸を締めつけられる感じがする、胸に圧迫感がある
  • 階段や坂道を上ると胸が苦しくなる、最近息切れがひどくなった
  • 夜間や早朝に胸が痛む、苦しくなる
  • 夜、横になって寝ると息苦しい
  • 動悸がする、脈が速い、脈が遅い、脈が乱れたりとんだりする
  • 背中が痛む
  • 血圧が高く、薬を服用してもなかなか下がらない
  • 手足がむくむ、しびれる、だるい
  • 健康診断で心電図の異常を指摘された
  • 歩くと足がだるくなる

これらの症状を感じる方は心臓病の初期症状の可能性も考えられますので、気になる方は一度受診をお勧めします。

心臓血管外科の主な病気

冠動脈の病気

狭心症や心筋梗塞が代表的なご病気です。心臓の冠動脈が動脈硬化などによって狭くなると、心臓の筋肉に送られる血液量が低下し酸素が不足しやすくなります。平常時にはなんとかまかなうことができても運動時にはより多くの酸素が必要となり、酸素不足となるとしめつけられるような痛みが生じます。これを狭心症といいます。
さらに進行して冠動脈が完全に塞がってしまい、心筋に血液が完全に行かなくなり、心筋が壊死した状態を心筋梗塞といいます。症状としては狭心症の段階では「階段を上ると胸が締めつけられるように痛くなる」、「重いものを持ち上げたり、坂道を歩いたりすると胸が痛み、休むと楽になる」といったものがあり、心筋梗塞ではその症状が運動に関わらず持続します。冠動脈疾患の診断に関しては血液検査や心電図などを行ないますが、近年は冠動脈CTの重要性が大きくなっております。いずれの検査も当院で行なうことが可能です。
狭心症は病変に応じて、お薬での治療と運動療法を組み合わせて治療を行なうことが原則ですが、病変が進行している場合や心筋梗塞に至っている場合には手術を考慮する必要があります。その場合には病変や患者様に応じて経皮的冠動脈インターベンション(PCI)と冠動脈バイパス手術(CABG)が選択されます。当院では手術は行なっていませんのでそのような場合には専門の医療機関にご紹介をさせていただきます。

心臓弁膜症

心臓弁膜症とは心臓にある弁に障害が起き、本来の機能や役割を果たせなくなった状態をいいます。大きく分けて、弁の開きが悪くなり血液の流れが妨げられる「狭窄」と、弁の閉じ方が不完全なために血流が逆流してしまう「閉鎖不全」があります。主なものとしては大動脈弁狭窄症、大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症などがあります。
症状が出ないままで進行することがほとんどですが、進行すると症状が出現します。典型的な症状は、息切れ、胸の痛みや違和感、めまい、意識を失う、疲れやすいなどがありますが、症状だけで心臓弁膜症と断定することが困難な他のご病気でも出やすい症状が多く、症状で弁膜症を疑うことが困難な場合も少なくありません。症状があっても「年齢のせいでは?」と片付けられていることもあります。健康診断などでの心雑音は弁膜症を疑う重要な検査の一つです。また心電図の波形異常を契機に見つかる場合もあります。診断の確定には心臓超音波検査を行ないます。
病変に応じて、お薬での治療と運動療法を組み合わせて治療を行なうことが原則ですが、病変が進行している場合には手術を考慮する必要があります。当院では手術は行なっていませんのでそのような場合には専門の医療機関にご紹介をさせていただきます。

大動脈の病気

大動脈瘤や大動脈解離が代表的なご病気です。大動脈は、心臓から全身に血液を送り出す動脈で、体の中で最も太い血管です。この大動脈の壁の一部が瘤(こぶ)のように拡張した状態が大動脈瘤です。動脈硬化や感染など様々な要因で発生します。また、大動脈の壁が裂ける病気を大動脈解離といいます。
大動脈瘤に関しては症状がほとんどなく、CT検査で偶然見つかることが多い疾患ですがまれに声がかすれるといった症状が出たり、お腹に拍動する腫瘤を触れることがあります。大動脈瘤は経時的に拡大し、最終的には破裂に至ります。
大動脈瘤の破裂や大動脈解離では胸や背中、腰の激痛を伴います。痛みが胸から背中などへ移動することもあります。突然死の原因ともなる重篤な病気で早急な診断・治療が必要です。

末梢血管の病気

閉塞性動脈硬化症、下肢静脈瘤や深部静脈血栓症が代表的なご病気です。
閉塞性動脈硬化症は足の動脈のご病気です。太ももや骨盤の動脈が動脈硬化によって狭窄や閉塞を来して足の血液が不足した状態になります。初期は何となく足が冷たいと感じたり、歩くとだるいといった症状が現れたりします。進行すると歩行時に痛みが生じてきます。進行すると足の切断が必要になる場合もあり適切な治療が必要です。検査としてはABI検査やCT検査を行ないます。治療としては病変に応じて、お薬での治療と運動療法を組み合わせることが原則ですが、病変が進行している場合や心筋梗塞に至っている場合には手術を考慮する必要があります。その場合には病変や患者様に応じてカテーテルでの治療やバイパス手術が選択されます。
下肢静脈瘤や深部静脈血栓症は足の静脈のご病気です。静脈が太くこぶのように浮き出たりくもの巣のように細い血管が浮き出たり、足のむくみやこむらがえりなどの原因になることもあります。
下肢静脈瘤は静脈のうっ滞により皮膚の炎症や潰瘍を来す可能性があるほか、下肢静脈血栓症を起こす可能性があり、下肢静脈血栓症は場合によって血栓が肺に飛んで命に関わるご病気に進展する場合があります。検査としては血液検査、超音波検査、CT検査が必要であり、場合によっては手術が必要になることもあります。

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