第四話 健康診断での血液検査:何をチェックすべきか?
- 2024年3月11日
- 健康診断・人間ドック
血液検査は、健康診断の中でも特に重要な一部です。血液中の様々な指標を測定することで、身体の健康状態や疾患のリスクを評価することができます。ここでは、血液検査でチェックすべき主な項目について解説します。
1. 赤血球とヘモグロビン: 赤血球は酸素を体中に運ぶ役割を担い、ヘモグロビンは酸素を結合するためのタンパク質です。赤血球やヘモグロビンの数が低い場合、貧血の可能性があります。
2. 白血球: 白血球は免疫細胞であり、体内の感染や炎症に対する防御機能を担います。白血球数が異常に高い場合、感染症や炎症が疑われます。
3. 血小板数: 血小板は止血や血栓形成に関与します。血小板数が低い場合、出血のリスクが高まります。
4. 血液中のグルコース: 血液中のグルコース濃度を測定することで、糖尿病の有無や血糖値のコントロール状況を評価します。
5. コレステロール: コレステロールは血管の健康や心臓病のリスクと関連しています。特にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)やHDLコレステロール(善玉コレステロール)のバランスが重要です。
6. 尿酸: 尿酸は体内の代謝産物であり、高尿酸血症は痛風や尿路結石のリスクを示すことがあります。
7. 肝機能: 肝臓の機能を評価するために、AST(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)、アルブミンなどの指標がチェックされます。
8. 腎機能: 腎臓の機能を評価するために、クレアチニンや尿素窒素などの指標が測定されます。
これらの項目は、血液検査で最も一般的にチェックされるものですが、病院や医師によって異なる場合があります。健康診断では、個々の指標が基準値の範囲内にあるかどうかを確認し、異常があればその原因を探るための手がかりとなります。健康な生活を送るためにも、定期的な血液検査は重要です。
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