レントゲンやCTは本当に怖い?クリニックからお伝えしたい「被ばく」について|いでハートクリニック【大阪府吹田市の循環器内科、内科】

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医療コラム

レントゲンやCTは本当に怖い?クリニックからお伝えしたい「被ばく」について|いでハートクリニック【大阪府吹田市の循環器内科、内科】

レントゲンやCTは本当に怖い?クリニックからお伝えしたい「被ばく」について

こんにちは。

普段レントゲン撮影をしていると、こんな質問をよく受けます。

「レントゲンって体に悪いんですよね?」

CTは被ばくが怖くて心配です」

たしかに、「被ばく」という言葉には怖いイメージがあります。

今日は、クリニックの立場から「医療と被ばく」について、できるだけ分かりやすく

お話しします。

 

■ まず知っておいてほしいこと

実は、私たちは毎日、自然に放射線を浴びています。

宇宙から降り注ぐ放射線、大地から出る放射線、食べ物に含まれるものなどです。

日本では年間およそ23ミリシーベルト(mSv)を自然に受けています。

つまり、「被ばくゼロ」で生活することはできません。

大切なのは、「あるかないか」ではなく「どのくらいか」 ということです。

 

■ どれくらいで体に影響が出る?

100ミリシーベルト以下の被ばくでは、人体への影響は確認されていません。

体に明らかな影響が出るのは、1000ミリシーベルト以上の高い線量を一度に受けた場合です。これはレントゲンやCTなどの医療検査とは桁が違います。

CT1回受けたからといって、それだけでがんになるわけではありません。

がんの原因には、喫煙や肥満、生活習慣などさまざまな要因があります。医療被ばくは、その中では比較的小さいリスクと考えられています。

 

■ 飛行機でも被ばく?

ちなみに、飛行機に乗ることでも被ばくします。

東京〜ニューヨーク往復で約0.2ミリシーベルトほどです。

高度が高い分、宇宙線を多く受けるためです。

私たちは知らないうちに、日常生活の中でさまざまな放射線を受けています。

 

■ レントゲンはどのくらい?

たとえば、胸部X線検査は約0.05ミリシーベルトです。

これは、自然放射線のおよそ10日分。

健康診断で年に1回受ける程度であれば、過度に心配する必要はありません。

 

■ CTはやっぱり多い?

一方、CT検査(胸部)は約5~7ミリシーベルト。

自然放射線の約2年分にあたります。

数字だけ見ると大きく感じるかもしれませんね。

ですが、CTは肺炎やがん、出血など、非常に多くの情報を得られる検査です。

もし検査をしなかったことで重大な病気を見逃せば、そのリスクのほうがはるかに大きくなることもあります。

医療では常に「被ばくのリスク」と「診断のメリット」を天秤にかけて検査を行っています。必要のない検査は行いません。

 

■ 子どもは大丈夫?

お子さんの検査となると、さらに心配になりますよね。

子どもは大人より影響を受けやすいとされるため、検査はより慎重に判断します。

必要な場合も、できるだけ線量を下げる工夫をしています。

 

■ 最後に

「被ばく」という言葉だけを聞くと、不安になります。

でも大切なのは、「量を知ること」「目的を知ること」です。

 

医療検査は、病気を早く見つけ、適切な治療につなげるためのものです。

不安なときは、どうぞ遠慮なくご相談ください。

納得して検査を受けていただくことが、私たちにとっても一番大切です。

 

正しく知ることが、安心への第一歩になります。

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