肥満と心臓病の関連|いでハートクリニック【大阪府吹田市の循環器内科、内科】

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医療コラム

肥満と心臓病の関連|いでハートクリニック【大阪府吹田市の循環器内科、内科】

肥満と心臓病の関連

肥満によって心臓病のリスクが上昇すると言われています。今回は心臓病の中でも心不全と虚血性心疾患に着目して肥満との関連について解説を行います。

 

肥満と心不全

肥満による心不全のリスク

心臓は全身の臓器に血流を供給するポンプの機能を持っています。そのポンプとしての機能が低下する病気が心不全です。足のむくみ(浮腫)の原因となったり、息切れや呼吸困難、疲れやすさの原因となることもあります。

肥満はBMIという基準が重症度の基準の一つとして用いられます。

BMI18.524.9の方とBMI30以上の方を比較すると、BMI30以上の方は2倍以上の心不全になるリスクを有していたと報告されています。

また、近年は内臓脂肪の過多が心不全のリスクとして重要であることが明らかになっており、メタボリック症候群という名前がついています。心不全患者とそれ以外の患者を比べると心不全患者にはメタボリック症候群を合併している患者が2倍含まれていることも明らかになっており、メタボリック症候群が心不全に関与している証拠の一つだと言われています。

 

 肥満によってどうして心不全になりやすいのか?

肥満が心不全になるメカニズムはまだ全容が明らかになっているわけではありませんが、いくつかわかってきていることがあります。

 

循環血液量の増加

肥満によって組織により多くの酸素を血流にのせて届ける必要性が出てきますので循環血液量は増加し、これは心臓がより多くの仕事をする必要が出ていることを意味しております。

 

心筋の柔軟性の低下

肥満によって心臓の筋肉の柔軟性が低下することも知られています。心臓は筋肉の収縮によってポンプとしての機能を発揮しますので柔軟性が低下するポンプとしての機能も低下します。

 

心筋の酸素必要量が増加

心臓の筋肉自身も血液から酸素を受け取ってエネルギーに変換し、機能を維持しています。

肥満によって、この酸素を受け取ってエネルギーに変換する機能が低下することがわかってきています。肥満により心臓の筋肉は慢性的なエネルギー不足の状態となり、心不全になりやすくなるといわれています。

 

肥満と虚血性心疾患

肥満による虚血性心疾患のリスク

虚血性心疾患とは心臓を栄養する冠動脈とよばれる血管が狭くなったり、つまったりする病気です。代表的なものには狭心症や心筋梗塞などがあります。

狭心症では動いたときに胸がしめつけられるような胸痛を起こしたり、心筋梗塞では安静時にも胸痛が持続します。いずれも命にかかわる可能性のある重大なご病気です。

肥満と虚血性心疾患に関しては複数の報告があり、BMI21未満の方と比較しBMI2529の方は虚血性心疾患のリスクが1.9倍に上昇すると言われています。

またメタボリック症候群は動脈硬化の進行を促進し、動脈硬化によって冠動脈に変化が起こり冠動脈がせまくなったり、つまったりする原因となります。

 

肥満症の予防と治療

食事

カロリー制限

バランスの取れたお食事と総カロリーを制限することが重要です。同じ材料のものを食べる場合でも揚げ物よりは蒸したりゆでたりしたものを食べるようにしましょう。

野菜を毎食しっかりとることも大事です。野菜に多く含まれている食物繊維には生活習慣病の予防に有効であると言われています。

 

お菓子や清涼飲料水の制限

お菓子や清涼飲料水には多くのカロリーが含まれます。お菓子や清涼飲料水を控えて果物やヨーグルトを食べるようにしましょう。果物やヨーグルトにはビタミンやミネラルが多く含まれています。

 

飲酒量の制限

お酒の量を適量にしましょう。週に2回は休肝日を作ることも大事です。また高カロリーのおつまみにも注意しましょう。

 

食べ方の見直し

食べる速さが速いと体重が増加しやすいことがわかっています。

よく噛んでゆっくり食べることで減量しやすくなります。20分以上かけてゆっくり食べるようにしましょう。

また朝食を抜いていると肥満のリスクが高くなるといわれています。毎朝欠かさずに食べるようにしましょう。夜遅い食事にも注意が必要です。

 

運動

有酸素運動が特に重要です。30分以上の軽く息が切れるぐらい、もしくは軽く汗ばむぐらいの運動を週に3回以上心がけましょう。少し早歩きするのが有効です。

通勤で階段を使ったり、テレビを見ながらスクワットをするようにするだけでも違ってきます。

 

最後に

肥満は心臓病との関連が明らかになっています。

生活習慣を見直し肥満症を改善・予防することで心臓病の予防につながります。

生活習慣の改善については当院のスタッフに気軽にご相談ください。

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