加熱式たばこは安全か?|いでハートクリニック【大阪府吹田市の循環器内科、内科】

住所〒565-0873大阪府吹田市藤白台5丁目7番65号RYOー千里藤白台ビル202号
TEL,06-6835-8885
ヘッダー画像

医療コラム

加熱式たばこは安全か?|いでハートクリニック【大阪府吹田市の循環器内科、内科】

加熱式たばこは安全か?

加熱式たばことは?

循環器診療に携わっていると患者様からたばこの事について質問を頂くことがあります。基本的にどのような患者様でも禁煙をおすすめしているのですが、「でも、加熱式たばこに替えたから大丈夫でしょ?」「加熱式たばこにも害はあるの?」と質問されることがよくあります。

加熱式たばこについては、まだまだ分かっていないことも多いですが、現時点で分かっていることについて解説していこうと思います。

加熱式たばことは、たばこの葉を燃やすのではなく、加熱することでニコチンを含むエアロゾルを発生させるたばこのことです。日本では、IQOS(アイコス)、glo(グロー)、Ploom TECH(プルームテック)などが市販されています。

 

加熱式たばこユーザーの使用理由

加熱式たばこの使用状況を調査した研究によると、「においが少ない」、「周囲への害が少ない」、「煙が少ない」「害が少ない」「紙巻きタバコをやめるため」などの理由が主であると報告されています。

 

加熱式たばこは本人や周囲への害が少ないのか?

現時点ではわかっていないというのが正確な表現だと思います。

 

害が少ないかもしれないポイント

・有害物質の減少?

紙巻きたばこと比べるとニコチン以外の主要な有害物質が減らせる可能性がある

・ニコチン依存性の低減?

ニコチンの吸収は紙巻きたばこの7割程度と報告されており、依存の程度は紙巻きたばこよりも低減できる可能性があると言われています。

 

害が変わらないかもしれないポイント

・病気のリスクを低減するエビデンスはない

一部の有害物質は紙巻きたばこよりも減少しますが、紙巻きたばこにはない有害物質も含まれており、病気のリスクの減少につながるかはまだわかっていないとされています

受動喫煙に関しても同じことがいえると思います。

 

・ニコチン依存症

ニコチンの吸収動態は紙巻きたばこと類似しており、ニコチン依存症は継続されるためニコチン依存症の根本的解決にはなりません。

 

まとめ

加熱式たばこは紙巻きたばこよりリスクが低くなる可能性はありますが現時点では病気のリスクを低減できる保証はありませんし、禁煙に勝るものはありません。最終的には禁煙につなげることが大事であるというのは以前と変わらないと考えています。

 

当院では禁煙外来を行っております。気軽にご相談ください。

医師監修

いでハートクリニック  院長井手 亨

いでハートクリニック
院長井手 亨

資格・所属学会

  • 日本循環器病学会認定循環器専門医
  • 心臓血管外科専門医認定機構認定心臓血管外科修練指導者
  • 日本心臓リハビリテーション学会認定指導士
  • 日本人工臓器学会認定補助人工心臓管理医
  • 日本外科学会認定外科専門医
  • ステントグラフト実施委員会 胸部ステントグラフト指導医
  • ステントグラフト実施委員会 腹部ステントグラフト指導医

大阪大学医学部卒業後、心臓血管外科医として診療に従事。高齢化が進む中、今後は心不全患者様の増加が大きな社会課題になると考えられており、「患者様が入院を繰り返すことなく安心して日常生活を送れる医療を提供したい」という思いから、2023年10月に吹田市で「いでハートクリニック」を開業。一般内科診療をはじめ、動悸・息切れ・心不全といった心疾患を中心にした診療や、循環器専門医と専門スタッフが連携した心臓リハビリテーション、訪問診療を提供。

PageTop
チャットボット
心不全専門サイト