春の訪れと共にやってくる花粉症
- 2024年3月8日
- ブログ
毎年、春が近づくにつれて多くの方が、花粉症に悩まされていると思います。日本は、花粉症の原因で最も多い原因がスギ花粉と言われています。
今年の花粉の飛び始めは、2月上旬から中旬と予想されています。そして、1日のうちで花粉が
飛びやすい時間帯は、朝と夕方です。
花粉症は、一見風邪の症状と似ていますが、違いがあります。
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花粉症の症状
くしゃみが何度も連続して出る。目のかゆみ、涙目になる、鼻水が、水のように透明など。
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飛散時期
スギは、2月~4月、ヒノキは、3月~5月、ブタクサは、8月~10月。
春だけでなく、ほぼ年間を通して何らかの花粉が飛散しています。
花粉症の対策と予防
花粉は、外だけでなく、建物内にも滞留しています。例えば、ビルの谷間や建物の隅、階段の下、乗降客の多い駅の地下などは、雨天時に、雨にさらされることがないため、出入り口付近は、乾燥し花粉が溜まりやすい場所と言えます。
(外出時)
マスク着用により、花粉をおよそ70%削減でき、花粉用マスク着用では、およそ84%減少させる効果があるとされています。性能的な面では、不織布マスクをお勧めします。
他にも対策として、メガネの着用や、花粉が付着しにくい綿やポリエステルの素材の洋服を着用することや、帽子を被る事で花粉の付着量を減らすことができます。
(帰宅後)
必ずうがいをし、できれば丁寧に洗顔を行って下さい。外から帰ってくると、洋服や髪、
頭にたくさんの花粉が残っています。出先から花粉を持ち込まないことが大切です。
(家にいる時)
こまめな掃除と短時間の換気を行う。換気時は、窓を全開にするのではなく、10㎝程度に
し、こまめに掃除機をかけましょう。
掃除機をかける前に、花粉が舞い上がってしまうため、ウェットタイプのシートや
雑巾で水拭きをすることをお勧めします。
そして、洗濯物を外に干さない。部屋干しがお勧めです。
帰宅したら、まず部屋着に着替え、十分な睡眠取り、バランスの取れた食事をしましょう。
そして、ストレスの溜め込みは、自律神経を狂わせたり、免疫のバランスを崩すと言われています。
免疫のバランスが崩れてしまうと、少しの花粉に対しても、過剰に反応してしまう場合があります。日常生活でできる対策と予防をしていきましょう。
治療法
花粉症の治療には、症状を抑える対症療法があります。
内服薬や点鼻薬、点眼薬など症状に応じてお薬を考えます。
毎年、花粉でお悩みの方は、花粉が飛散する前に医療機関に相談することが大事です。
花粉症を診療しているのは、内科、耳鼻咽喉科、眼科などが、一般的です。
中には、医療機関で受診しなくても済むため、市販薬で済ませたい方もいると思います。市販薬でも問題はありませんが、もし副作用が起きても病院に相談することができません。そして、処方薬に比べて効果が弱いので重度な花粉症の方は、十分な効果がられないこともあります。
医療機関を受診することで、適切な治療方法を相談できます。
自分の症状にあった治療法を見つけましょう。