第29回心臓リハビリテーション学会に参加しました
- 2023年8月1日
- ブログ
第29回心臓リハビリテーション学会に参加するために横浜に行ってきました。会場では心臓や血管のご病気を持つ患者様により良い運動療法を行うための議論が盛んに行われていました。
私も演題の発表を行い、優秀演題賞をいただきました。
賞状を医院の受付に飾らせていただくと思いますのでよかったら見てくださいね。
学会では各施設や医師の研究の発表が行われます。
研究と聞くと日頃受けられる医療とかけ離れて感じる方もいらっしゃるかもしれません。実際には研究にも基礎研究と臨床研究があります。
基礎研究は細胞や遺伝子関連の解析を行い、病気の原因の解明や治療方法を見つけます。
臨床研究は現在実際に治療されている患者様の治療結果のデータをとり課題が見つかった場合にデータからその解決方法を見出してより良い治療方法につなげます。私はこれまで大阪大学でこの臨床研究に携わってきました。
医療は未完成な部分も多く、定められた方法で治療をしてもうまくいかない患者様がいます。
ほとんどの患者様はよくなっているからいいんだと考える医師もいるかもしれませんが、私は元気にならない患者様が少しでも減るようにしていくことが重要だと考えています。
スポーツや他のお仕事においてもデータを分析して、練習や実践に活かすことは重要になっていますよね。
少しでも多くの患者様に元気になっていただくためにはそういった患者様の情報をとりながら改善策を考えていく必要があると思いますので大阪大学で学んだ姿勢は、地域に根ざした医療においても大事にしたいと思っています。
院長 井手 亨
心臓リハビリテーションに関する詳細はこちら